Thursday 22 March 2018

私の息子

私の息子の学校から電話があった。先生がお話したいと。
何をやらかしたのか、うちの息子は、おとなしい顔をして、実は学校で暴れているのか。。。そうだったらいいのにとちょっと思った。何しろおとなしくて、あまり自分のことを主張しない。
担任は、フランス人の教師で、フランス語の先生。細くて、なかなかきれいな先生だ。
英語の先生が、スペイン語から英語に通訳してくれた。私のスペイン語は無いに等しい。

ジョン君(仮名)は態度も、勉強もすべてパーフェクトです。すごくインテリジェントです。スペイン語もパーフェクトです。
ちょっと安心した。お叱りの面接ではない。
スペインに引っ越して2年たつ。息子は2年の間に、スペイン語をほぼマスターしてしまった。授業も全く問題がない。スペイン語の能力は、試験をすると、スペイン人の子供より高い。いったい誰に似たのだろう。多分私の母だ。

先生は、息子が事業が簡単すぎて、退屈しているだろうから、高いレベルのグループに入るように提案してくれた。
アイルランドでも、同じことを言われた。ジョン君は授業が簡単すぎて、退屈していますので、1年上に行かせてもよいかと、尋ねられた。実際、海外の引っ越しが続いて、息子は長いこと学校に行っておらず、 1年遅れていたので、ちょうどよいと思って、飛び級させた。しかしスペインには飛び級はない。その代わり、優秀な子供には、少し特別な配慮をしてくれるらしい。

息子が本当にそうしたいなら、それでいいけど、無理強いはしないようにしよう。

しかしよく頑張っている。周囲には息子の苦労は見えないだろうな。実は一生懸命勉強していても、なんだか勉強しなくてもできるような印象があるかもしれない。
母もそうだった。母ほど勤勉な人も珍しい。暇を惜しんで勉強する人だけど、周囲には、そう見えなかった。

Photo by Felicia Jarvis




2 comments:

  1. それはよかったです。なんだかんだ言っても、勉強ができないよりもできた方がいいですからね。しかしその分だけ、別の面で苦労をするでしょうけどね。繊細でいろんなことに気が付きすぎて、本人は苦しい人生を送らないといけなくなるでしょう。

    ReplyDelete
    Replies
    1. そうですよね。社会が社会ですから、感受性が強い人たちは、辛い思いをたくさんするでしょうね。苦しいこともあるでしょうけれど、そういう人たちは喜びも深いと思います。感受性を鈍らせるのではなく、そういう感受性を保つ強さをみにつけてくれればいいなと思います。音楽などの芸術が大切なのは、そういう理由からだと思います。

      Delete

忘れていた

 最近、音楽を聴こうという気分になった。それで、何を聞こうと探していたのだけれど、聞きたいものが特にない。それでも何か聞きたいので、まず マックス・リヒターが、アレンジしているビバルディの春は、気持ちがよかった。 その後、 ブラームス、それで何か、もっと新しくて、感動できるものと...