Wednesday 17 April 2019

日本と日本文化に対する執着心のなさ

海外に住むと、無性に日本食が食べたくなるという時期があるようですが、私の場合、材料が手に入りにくいことや、比較的高価であることだけではなく、特に必要を感じないので、本格的な日本食は食べていません。
また、海外にいると、日本人という事で、日本の伝統文化に絡ませて、自分の作品を紹介する人もいますが、私にはそういう気持ちが全くありません。

私は確かに、日本で生まれ育ち、その文化の影響を受けていますが、日本文化を前面に押し出して、自己表現したいとは全く思わないのです。それをすると、嘘になるからです。

日本文化への理解を 深めたいというのは、自己を模索する理由であって、それを利用したいとは思わないのです。

むしろ、無国籍状態を目指してゆきたいです。

国家主義がもたらしてきた罪悪を日々観察していると、特にそう思います。

勿論、日本文化の良さも認めているつもりですが、日本文化があまり理解されていない海外で、自分の力量のなさを隠すための隠れ蓑として使うのは、好きではありません。

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