Friday 19 April 2019

最近のデモンストレーション

環境に関するデモが、ここ最近流行っているようだ。
しかし、集まって、権力筋に訴えても、彼らには解決策がない。

声高々に訴えても、そもそも、当局には能力がないのだ。

デモを行う人々は、きっと良い人たちだろうと思う。でも、彼らの真ん中で、
「ねえねえ、君たち、政府に訴えたって、彼らにだってこの問題は解決できないよ。もしかしたら、もう手遅れかもしれないよ。」と言ったら、袋叩きに合いそうな気がする。

私の頭の中身を、そのままお見せすると、いろいろな団体から袋叩きに合うだろうなと思う。

環境問題というのは、奥が深くて、いろいろな問題とつながっている。人間は、希望を必要としている。本当は絶望状態であっても、何とか希望を見出そうとする。現実を直視することで希望を見出さない限り、その希望は、タダの嘘になってしまう。

環境問題は、長い時間をかけ、深刻化していった。人間社会が、利潤追求を行っている限り、悪化をとめることはできない。

でも、仮に、非常に素晴らしい政府が、人類愛というものをベースに体勢を立て直し、最高の科学者をつかって、環境問題に取り組んでも、すでに手遅れだろうと思う。

人間一人一人の価値観や生活習慣が改善されなくてはならないが、それを行うのはものすごい時間がかかる。環境の劣化のほうが早く進むであろう。正直、このまま行くと、確実に地球は生き物が住めないところになる。そんなことはみな知っていることだろうと思うけど。でも、認識しては暮らしていない。

美しい場所に誰もが住みたいと願う。しかし、その反面、環境を破壊する結果となる生き方を変えたいと思う人は少ない。小さなことでは、喫煙、物欲、名声欲などがある。

人間には、今抱えている多くの諸問題を解決する能力はないのだというと、「なんて希望がない」と思うかもしれない、しかし、これは事実であると思う。

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