Wednesday 3 April 2019

血が語る

私は占いは信じないし、そういうものに操られて人生を送りたくないと思っているけれど、どうしても、血液型については考えてしまうところがあります。
血というものは、あまりにも不思議な液体で、動物や人間の体の中で、いろいろな役割を果たしています。酸素や栄養を体中に運搬したり、体に侵入した悪者をやっつけたり、傷を治したりなどが挙げられますが、多分、血液の働きについて、まだまだ分かっていないことがたくさんあるだろうと思います。生物学的な意味でも意味深いのですが、さらに、心理学的にも、宗教的にも、血液は重要な意味を持っています。

聖書が血に言及しているところを、ざっと見ますと、
創世記9:4、レビ記17:11、14、使徒15:20、コロサイ1:20などが挙げられます。
こうした聖句を総合しますと、
1.血は魂(命)を象徴する、
2.血は神にとって神聖な者、
3、血を食べてはならない、
となります。

単刀直入に言ってしまうと、血は魂、つまり、動物や人間そのものを表します。(ヘブライ語ではネフェシュ[נֶפֶשׁ]、ギリシャ語ではプシュケー[ψυχή] お手数ですが、この意味についてご自分で検索してみてください。)




さらに、血を実際に見たときの、心理的な影響なども、興味深いものがあると思います。
血を連想させる赤、それを見て、人はいろいろなことを感じます。情熱、怒りなどを表現するには、赤は最適な色です。他の人の注意をひく色でもあり、広告業界では、目玉商品やセールの表示に使われています。

こうした赤を、特別な色にしているのは、人間が血に抱く、特別な感情があるからでしょう。

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