あるニュースが目に留まった。
死後4時間経過した豚の脳機能を回復させることに研究者が成功 -
通夜という習慣は、遺体を一夜ほど寝かす習慣だけれど、数が多くないとしても、「生き返る」ことがあったようだ。本当に死んだものが生き返るわけがないから、正確に言えば、「死んでいなかった」のだろう。
脳死をしていれば 死んだと認定されている。しかし、私の大学の医学の教授は、脳死は死ではないと主張していた。脳死の状態は、失神している状態と似ているらしい。
それが本当だとすると、死体を寝かせて一夜待つという通夜は、良い習慣だったと思う。
教授は、内蔵の提供のために、脳死を死と認定する法律ができることを、大変恐れていた。それはかれこれ、30年以上前の話だ。
今や彼の恐怖が実現した。その教授がまだ生きているかどうか定かではないけれど、最近の脳死に関するニュースを読んで、 背筋が凍るような思いでいるだろうと思う。
死んだとされる豚の脳が生き返ったというニュースから、そのことを思い出した。
死んだ豚ではなく、死んだように見えていても、実は死んでいなかったのだ。死んだら、体の一部も生き返るはずがないから。
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