Monday 4 November 2019

海外の日本人社会

以前読んだ記事で、こういうのがあった。
タイだったと思うけれど、生活費が安いので、そこに引っ越した独身女性がいた。彼女は、美容師で、タイで十分豊かに暮らせるほどの収入があった。
しかし現実はとても苦しい生活をしていた。
たいていの国に、日本人コミュニティがある。交流が盛んで、よく飲み会などがある。彼女は、そういうことで、日本人同士の付き合いに参加していたらしい。
しかし、重なる外食や、ましては飲み会での費用は、彼女にとって大きなものとなり、生活が苦しくなった。それならそういう付き合いはやめればいいじゃないか、というわけにもいかないのだろう。オンラインでの世界もそうだけれど、日本人コミュニティと付き合うのは、ものすごく気力がいるし、飲みにでも行けば、お金がかかる。

私は、ほとんど外食しない。旅行にもゆかない。そういう余裕がない。テキストなどのやり取りでも、こまめに返事ができない。そういうことで、日本人のコミュニティに属するのは、初めから無理だ。

特にさみしいとも感じない。お金のかからない、気を使わなくていい友達もたくさんいるし。ホームシックにもならないし、食べ物にも不満はない。夫は優しいし。息子はいい子だし。

なんて恵まれているのだろう。欲を言えば、もうちょっと収入があるといいなあ。




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